クレイジーケンバンド小野瀬雅生の丼はかく語りき

三杯目:カツ丼の世界

三杯目:カツ丼の世界

カツ丼は一つではありません。
世界、いや日本でイイんですが、全国には色々なカツ丼が存在するのをご存じですか。
お馴染みなのはカツを煮て卵でとじた所謂カツ丼。ソースカツ丼と云うのがあります。
これは北陸から飛騨高山、長野から北関東、そして東北地方へと広い地域に存在します。
そして北関東から新潟にかけてはタレカツ丼、醤油ベースの甘辛いタレをかけたモノがあります。
名古屋には八丁味噌ベースのタレがかかった味噌カツ丼があり、岡山にはデミグラスソースのかかったデミカツ丼があります。
カツ丼は実に自由でバリエーションの豊富な丼モノなのです。
私は天丼が好きですが、時折心の底から食べたーいと思うのが実はカツ丼です。
まあそれは普通の卵とじのカツ丼でして、出来れば味が濃いめ甘めで、カツの肉は厚過ぎず薄過ぎず、卵にもイイ具合に火が通っているのが目の前に出されましたら、それこそ一心不乱に食らうのであります。
出来れば出される時に丼に蓋なんぞかぶせてありますと、そしてそのかぶせてある蓋が丼からちょっと浮いていたりしますと無性に嬉しくなるのであります。

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